やっと。。。其の十九
2016年 01月 04日
12月11日、私が1年間の学校行事の中で一番大好きなスパイラルウォークがありました。
そのイベントで使う木の枝を収集するクレア(ママ友)のお手伝いに、前日薮さんと一緒に行ってきたよ
クレアはセドナでエッセンシャルオイルを作っている素敵なママ
20代のころ京都に一年間住んでいたことがあって、日本語も少しわかります
自宅のスタジオにはオイルを蒸留するおっきな機械があって、いつもウットリするようないい香りが
たちこめてます
クレアはオイルを作るための植物採集から全て自分で行うんだけれど、私がとても共感するところは、
むやみやたらに伐採するのではなく、その木にとって不必要な枝を選定しながら整えていってあげるところ
大切な枝を頂く代わりに枯れた枝、込み入った枝を切り落としていくと木が生き生きと変わっていくのが
分かります
作業を行う前にはクレア式のセレモニー。。。
目を閉じて静かにこれから木を切らせて頂くことを森に告げます。
その後、一つ一つの枝を三人で手分けしながら丁寧に切り落としていきました。
集めた枝をクレアのトラックに載せて撤収作業今日もたくさんの枝をありがとうございました。。。
そして翌日のセレモニー
教室中に昨日採集したホワイトファー(北米産の樅の木)のいい香り。。。
スパイラルウォークは静寂と光の厳かなセレモニー。。。
例年、写真はご遠慮下さいってことで撮れずにいたんだけれど、今年は全てのセレモニー終了後に
こっそり撮らせて頂きました
先生方のお話も一切なく、ハープの音色をバックに一人づつ順番にキャンドルを持ってスパイラルの
中央に向かって歩いて行きます。
キャンドルは中央がくりぬかれたりんごに立てられていて、火をともした後は自分で選んだ場所に置いて
戻ってきます。
ただそれだけのとてもシンプルなセレモニーなんだけれど、初めは中央に一つだけだったキャンドルの火が
二個、三個と増えていき、最後には教室中にキャンドルの明かりが灯るのはとても神秘的。。。
あまり早く歩くとせっかく灯した灯りが消えてしまうので子供達も大切に火を守りながら歩きます
一歩一歩スパイラルを歩いて行く時、揺れているキャンドルの火を見つめている時、この一年間の
出来事がぽつり、ぽつり。。。と思い出されてくるよ。
直線的な時間の概念というのは実は人間の思い込みで。。。本当は過去も未来もないそうです
実際には毎瞬毎瞬 〝今” があるだけなのだとか。
分かるようでなかなか実感出来ないこの概念。
キャンドルの灯りをボーっと見つめていると、そんなことも何となく理解が出来てくるから不思議。。。
要するに大切なのはいつでも〝今この瞬間” なんだよね
by shihoy1007
| 2016-01-04 04:10